Scratchでは、ブロックを組み合わせるだけで、かんたんなゲームを作れます。
今回は、海の中のシューティングゲームを作ってみましょう。
ヒトデが星の弾を撃ってゴーストをやっつけるゲームです。
ゴーストも攻撃してくるので、うまくよけながら5回当てるとクリアになります。
Scratchの基本操作をまだ読んでいない場合は、こちらの記事から読むとわかりやすいです。
このゲームでできること
このゲームでは、次のようなScratchの基本をまとめて練習できます。
- 左右キーでスプライトを動かす
- スペースキーで弾を発射する
- クローンを使って弾を連続で飛ばす
- 当たり判定を使って敵を倒す
- スコアが一定になったらクリアにする
- 敵の攻撃に当たったらゲームオーバーにする
1つの作品の中に、Scratchでよく使うしくみがたくさん入っているので、ゲーム作りの練習にもぴったりです。
今回作るゲーム
まずは、今回作るゲームの内容を見てみましょう。
ヒトデがプレイヤーです。
スペースキーで星の弾を撃って、ゴーストを攻撃します。
ゴーストは2体いて、相手も弾を撃ってきます。
その攻撃をよけながら、5回当てたらクリアです。

ゲームのルールを先にイメージしておくと、この後のプログラムの意味もわかりやすくなります。
ゲーム設定
舞台は海の中です。
ヒトデが小さな星を飛ばして、ゴーストを攻撃します。
ゴーストは赤や紫っぽい弾を飛ばして応戦してきます。
ルールはシンプルです。
- ヒトデの星がゴーストに5回当たるとクリア
- ゴーストの弾がヒトデに当たるとゲームオーバー
まずはこのシンプルな形で作って、あとからアレンジしていくのがおすすめです。
ヒトデのプログラミング
最初に、プレイヤーになるヒトデのプログラムを作ります。
ヒトデには、次の役割があります。
- 右キーで右に動く
- 左キーで左に動く
- スペースキーで星の弾を発射する
- ゴーストに5回当てたらクリアにする
- 敵の弾に当たったらゲームオーバーにする

右キーで右へ動かす
右キーが押されたときは、x座標を増やして、ヒトデを右に動かします。
Scratchでは、x座標をプラスにすると右に進みます。
左キーで左へ動かす
左キーが押されたときは、x座標を減らして、ヒトデを左に動かします。
x座標をマイナスにすると左に進みます。
スペースキーで星の弾を発射する
スペースキーが押されたときは、ヒトデが星の弾を撃てるようにします。
このときに使うのが、後で紹介するクローンです。
弾をクローンで作ることで、連続して撃てるようになります。
5回当てたらクリアにする
ゴーストに星の弾が当たるたびに、スコアを1ずつ増やします。
スコアが5になったら、クリアとしてゲームを止めます。
敵の弾に当たったらゲームオーバーにする
ゴーストが撃った弾にヒトデが当たったら、「やられた!」と表示してゲームを止めます。
クリア条件とゲームオーバー条件の両方を入れることで、ゲームらしい形になります。
スター(弾)のプログラミング
次は、ヒトデが撃つ星の弾のプログラムです。
星の弾は、ヒトデがスペースキーを押したときに作られます。

スペースキーで作る
スペースキーが押されたときに、星のクローンを作ります。
このクローンが、実際に飛んでいく弾になります。
クローンされたら前に進む
クローンされた星は、ヒトデの位置から出て、前に進んでいきます。
クローンを使うと、同じ星を何回も発射できるので便利です。
ゴーストに当たったら消す
星がゴーストに当たったら、星を消します。
そのまま消さずに残してしまうと、画面の中に弾が増えすぎてしまうので、当たったら消すようにしておくとわかりやすいです。
遠くまで行ったら消す
ゴーストに当たらなくても、画面の外まで行った弾は消しておきます。
これで画面がすっきりします。
ゴーストのプログラミング
次は、敵になるゴーストのプログラムです。
今回は、ゴーストを2体にすると、ゲームが少しにぎやかになっておもしろくなります。

ゴーストは2体にする
まず、ゴーストのスプライトを2体用意します。
同じような動きをさせるので、基本のプログラムはほぼ同じで大丈夫です。
ゴーストを動かす
ゴーストは、左右に動いたり、少し上下にゆらゆら動いたりすると、敵らしく見えます。
ずっと同じ場所にいるよりも、少し動いた方がゲームが楽しくなります。
ゴーストが攻撃する
ゴーストも弾を撃つようにします。
攻撃のタイミングを入れると、ヒトデが避ける必要が出てきて、ゲームらしさが増します。
撃たれたら見た目を変える
ヒトデの星が当たったときは、ゴーストのコスチュームを変えるとわかりやすいです。
たとえば、
- ふつうの見た目
- ダメージを受けた見た目
の2種類を用意しておくと、「当たった!」ということが見た目でも伝わります。
ゴースト側スターのプログラミング
次は、ゴーストが撃つ弾のプログラムです。
考え方はヒトデの星の弾と似ていますが、今度はゴーストからヒトデに向かって飛ばすのがポイントです。

クローンを作る
まず、ゴースト側の弾もクローンで作ります。
クローンを使うことで、何度も弾を撃てるようになります。
ゴーストの位置から出す
クローンされた弾は、ゴーストのいる場所から出るようにします。
そうすると、「ゴーストが撃った弾」に見えます。
ヒトデの方向へ向ける
弾をヒトデの方へ向けることで、ヒトデをねらった攻撃になります。
ただまっすぐ飛ばすよりも、相手に向かう感じが出ておもしろいです。
まっすぐ進ませる
向きをそろえたら、その方向へまっすぐ進ませます。
2体目のゴーストにも使う
2体目のゴーストにも同じ考え方で使えます。
「ゴースト2」の位置から弾を出すようにすれば、2体のゴーストから攻撃してくるゲームになります。
ゲームの流れ
ここまでのプログラムをまとめると、ゲーム全体の流れは次のようになります。

- スタートを押してゲームを始める
- ヒトデを左右に動かす
- スペースキーで星を撃つ
- ゴーストの弾をよける
- ゴーストに5回当てたらクリア
- 敵の弾に当たったらゲームオーバー
この流れがわかっていると、どのプログラムが何の役割を持っているのか整理しやすくなります。
アレンジしてみよう
ゲームが完成したら、少しずつアレンジしてみるのもおすすめです。

たとえば、こんなアレンジができます。
ゴーストを増やす
ゴーストを1体増やすと、少し難しいゲームになります。
スターの速さを変える
ヒトデの星の速さを変えると、遊びやすさが変わります。
- 速くする → かんたん寄り
- 遅くする → むずかしめ
背景を変える
海の背景を変えるだけでも、雰囲気がかなり変わります。
スコアの条件を変える
5回でクリアではなく、
- 10回でクリア
- 30秒生き残ったらクリア
のように変えてもおもしろいです。
自分だけのゲームにしてみる
ヒトデやゴーストを、好きなキャラクターに置き換えても楽しいです。
色や背景、ルールを変えて、自分だけの作品にしてみてください。
この記事のポイント
今回のシューティングゲーム作りでは、次のポイントを覚えておくとわかりやすいです。
- ヒトデは左右キーで動かす
- スペースキーで星の弾を撃つ
- 弾はクローンで作る
- ゴーストは2体にするとにぎやかになる
- ゴーストの弾はヒトデの方へ向ける
- 5回当てたらクリア、敵の弾に当たったらゲームオーバー
次に読むおすすめ記事
Scratchに少し慣れてきたら、こちらの記事もおすすめです。
まとめ
Scratchでは、ブロックを組み合わせるだけで、こんなふうにゲームを作れます。
今回のシューティングゲームでは、
- スプライトを動かす
- クローンで弾を作る
- 当たり判定を使う
- スコアでクリア判定を作る
- ゲームオーバー条件を作る
という、ゲーム作りの基本をまとめて練習できます。
最初はそのまま作ってみて、完成したら少しずつアレンジしていくのがおすすめです。
自分だけのシューティングゲームに育てながら、Scratchのプログラミングを楽しんでみてください。

