iPadでイラストを描いてみたい人に人気のアプリが、Procreate(プロクリエイト)です。
Procreateは、iPadとApple Pencilを使って、本格的なイラストや手描き画像を作れるアプリです。
ブラシの種類が多く、レイヤー機能も使えるので、絵を描く人はもちろん、写真に手描き文字を入れたり、ちょっとした素材を作ったりするのにも便利です。
ただ、初めて使うと、
「Procreateって何ができるの?」
「初心者でも使える?」
「Canvaとは何が違うの?」
「最初にどの機能を覚えればいい?」
と迷うことがあります。
この記事では、iPad初心者向けに、Procreateでできることや、最初に知っておきたい基本機能を紹介します。
細かい操作手順よりも、「Procreateを入れると何に使えるのか」「どんな人に向いているのか」が分かる内容にしています。
iPadに入れておきたいアプリ全体については、こちらの記事でも紹介しています。

Procreateとは
Procreateは、iPadでイラストや手描き作品を作れるお絵描きアプリです。
Apple Pencilや対応ペンを使うと、紙に描くような感覚で線を引いたり、色を塗ったりできます。
シンプルな落書きから、本格的なイラスト、手描き文字、アイコン、ちょっとしたデザイン素材まで、いろいろな使い方ができます。
iPadの大きな画面で描けるので、スマホよりも作業しやすく、机の上にスケッチブックを広げるような感覚で使えます。
Procreateでできること
Procreateは、ただ絵を描くだけのアプリではありません。
イラストを描く以外にも、手描き風の画像作成や、写真への書き込み、SNS用の素材作りなどに使えます。

イラストを描く
Procreateの基本は、iPadでイラストを描くことです。
鉛筆、ペン、水彩、絵の具のようなブラシを使って、ラフなスケッチから色塗りまでできます。
ブラシの太さや濃さを変えながら描けるので、紙に描くよりも修正しやすいのが便利です。
失敗してもすぐに戻せるので、初心者でも気軽に描き始めやすいです。
写真に手描き文字やイラストを入れる
Procreateでは、写真を取り込んで、その上に手描き文字やイラストを追加できます。
たとえば、
・写真に手書き風の文字を入れる
・説明したい部分に矢印を描く
・写真の上にメモを書き込む
・画像にちょっとした装飾を足す
といった使い方ができます。
普通の画像編集アプリよりも、手描き感のある画像を作りたいときに向いています。
SNSやブログ用の素材を作る
SNS投稿やブログ、YouTubeなどで使う画像素材を作りたいときにもProcreateは使えます。
たとえば、
・アイコン
・手描きの見出し文字
・吹き出し風のイラスト
・ちょっとした説明図
・オリジナルの背景素材
・手描き風のワンポイント画像
などを作れます。
テンプレートを使って手早く作るならCanvaが便利ですが、自分で描いた雰囲気を出したい場合はProcreateが使いやすいです。
簡単なアニメーションを作る
Procreateには、簡単なアニメーションを作る機能もあります。
コマごとに少しずつ絵を変えていくことで、動きのある画像を作れます。
本格的な動画編集アプリではありませんが、ちょっとした動くイラストやGIF風の素材を作りたいときに便利です。
画像を書き出して他のアプリでも使える
Procreateで作った画像は、PNGやJPEGなどの形式で書き出して、他のアプリでも使えます。
背景を透明にした画像を作れば、Canvaや他のデザインアプリで重ねて使うこともできます。
iPadの中だけで完結させることもできますし、GoogleドライブやAirDropなどを使って別の端末に送ることもできます。
初心者が最初に覚えたいProcreateの基本機能
Procreateは多機能ですが、最初から全部覚える必要はありません。
初心者の場合は、まず次の基本機能だけ知っておくと使いやすくなります。

キャンバスを作る
Procreateで絵を描くときは、まずキャンバスを作ります。
キャンバスは、紙のサイズのようなものです。
SNS用の正方形画像を作りたいのか、横長の画像を作りたいのか、印刷用に大きめの画像を作りたいのかによって、キャンバスのサイズを変えます。
最初はあまり難しく考えず、用意されているサイズから選んで描き始めても大丈夫です。
慣れてきたら、自分がよく使うサイズを作っておくと便利です。
ブラシを選ぶ
Procreateには、たくさんのブラシが用意されています。
鉛筆のような線、ペンのような線、絵の具のような塗り、水彩風、質感のあるブラシなど、いろいろな表現ができます。
最初はブラシの数が多くて迷うかもしれません。
でも、初心者のうちは、お気に入りのブラシを2〜3個決めて使うだけでも十分楽しめます。
まずは、
・下書き用の鉛筆系ブラシ
・線画用のペン系ブラシ
・色塗り用のブラシ
のように、用途ごとに少しずつ試してみると使いやすいです。
色を選ぶ
Procreateでは、カラーパネルから好きな色を選べます。
イラストの色塗りはもちろん、手描き文字や背景の色を変えるときにも使います。
自分で色を選ぶのが難しい場合は、最初は少ない色数で描くとまとまりやすいです。
淡い色、濃い色、アクセントになる色を少しだけ決めておくと、初心者でも画像がごちゃごちゃしにくくなります。
レイヤーを使う
Procreateで特に便利なのがレイヤー機能です。
レイヤーは、透明なシートを重ねるようなものです。
たとえば、
・下書き
・線画
・色塗り
・影
・文字
・背景
を別々のレイヤーに分けて描くことができます。
レイヤーを分けておくと、線画を消さずに色だけ直したり、文字だけ動かしたりできます。
初心者でも、レイヤーを少し使えるようになるだけで、かなり修正しやすくなります。
最初は難しく考えず、「下書き」「線」「色」くらいに分けるだけでも十分です。
取り消し・やり直しを使う
Procreateは、描いた線を簡単に取り消せます。
紙に描くと消しゴムで直す必要がありますが、iPadなら失敗してもすぐ戻せるのが便利です。
初心者ほど、取り消し・やり直しを気軽に使えるのは大きな安心感になります。
「失敗したらどうしよう」と考えすぎずに、まずはどんどん描いてみるのがおすすめです。
QuickShapeで線や形を整える
Procreateには、手描きの線や形をきれいに整えてくれるQuickShapeという機能があります。
線や丸、四角などを描いたあとに少し待つと、形が整いやすくなります。
手描きだと線がゆがんでしまうことがありますが、QuickShapeを使うと、図解や説明用の画像も作りやすくなります。
イラストだけでなく、資料やアイデアメモのような画像を作りたいときにも便利です。
画像を書き出す
完成した作品は、画像として書き出せます。
SNSに投稿したり、ブログに使ったり、Canvaなどの別アプリで使ったりできます。
背景を透明にしたい場合は、背景色を非表示にしてPNGで書き出すと使いやすいです。
手描きの文字やアイコンを作って、他の画像に重ねたいときにも便利です。
Procreateが向いている人
Procreateは、次のような人に向いています。
・iPadで絵を描いてみたい人
・Apple Pencilを使ってみたい人
・手描き風の画像を作りたい人
・写真に手描き文字を入れたい人
・SNSやブログ用にオリジナル素材を作りたい人
・テンプレートではなく、自分で自由に描きたい人
・紙のスケッチブックのように気軽に描きたい人
本格的なイラストを描く人だけでなく、ちょっとした手描き素材を作りたい人にも使いやすいアプリです。
Procreateが向いていない人
反対に、次のような人はProcreateより別のアプリの方が使いやすいかもしれません。
・テンプレートを使って画像を作りたい人
・文字入り画像をすばやく作りたい人
・写真加工だけしたい人
・資料やチラシを簡単に作りたい人
・表や文書を作りたい人
こういう場合は、CanvaやGoogleドキュメント、Googleスプレッドシートなどの方が向いています。
Procreateは、テンプレートを選んで完成させるアプリというより、自分の手で描いて作るアプリです。
CanvaとProcreateの違い
画像を作るアプリとして、CanvaとProcreateで迷う人もいると思います。
ざっくり分けると、次のような違いがあります。

Canvaはテンプレートで作るアプリ
Canvaは、テンプレートを選んで画像を作りたい人に向いています。
SNS画像、YouTubeサムネイル、案内状、資料用の画像などを、短時間で作りやすいです。
デザインに自信がない人でも、テンプレートを少し変えるだけで見やすい画像を作れます。
Procreateは自分で描くアプリ
Procreateは、ペンで描く楽しさを活かしたい人に向いています。
イラスト、手描き文字、オリジナルの素材、自由なスケッチなどを作るのに便利です。
テンプレートで整えるというより、自分で線を描いて作る感覚に近いです。
どちらか1つに決めなくてもいい
CanvaとProcreateは、どちらか一方だけを使う必要はありません。
たとえば、
- Procreateで手描きのアイコンや文字を作る
- PNGで書き出す
- Canvaに取り込んで画像に配置する
という使い方もできます。
Procreateで手描き素材を作り、Canvaで全体のデザインを整えると、それぞれの良さを活かせます。
Procreateを使うならApple Pencilや対応ペンがあると便利
Procreateは指でも描けますが、しっかり使いたいならApple Pencilや対応ペンがあると便利です。
線の太さや強弱をつけやすく、細かい部分も描きやすくなります。
本格的にイラストを描きたい人は、ペンの使いやすさがかなり大事です。
Apple PencilやiPad対応ペンについては、こちらの記事でも紹介しています。

ペーパーライクフィルムがあると描きやすいこともある
iPadの画面はつるつるしているので、最初はペン先が滑りやすく感じることがあります。
紙に描く感覚に近づけたい場合は、ペーパーライクフィルムを使うと描きやすく感じる人もいます。
ただし、ペーパーライクフィルムは画面の見え方が少しざらっとしたり、ペン先が減りやすくなったりすることがあります。
動画や電子書籍もよく見る人は、着脱式のペーパーライクフィルムを選ぶのもひとつの方法です。
Procreateを初心者が使うときのコツ
Procreateは多機能なので、最初から全部を使いこなそうとしなくても大丈夫です。
まずは、次のように少しずつ慣れていくのがおすすめです。
最初は落書きで十分
いきなり完成度の高いイラストを描こうとすると、手が止まりやすくなります。
最初は、丸、線、花、アイコン、手描き文字など、簡単なものから描くのがおすすめです。
上手に描くより、まずはペンの反応やブラシの違いに慣れることが大切です。
ブラシを増やしすぎない
Procreateにはたくさんのブラシがあります。
さらに外部ブラシを追加することもできますが、最初から増やしすぎると、どれを使えばいいのか分かりにくくなります。
初心者のうちは、最初から入っているブラシをいくつか試して、自分が使いやすいものを見つけるだけで十分です。
レイヤーを分けるクセをつける
Procreateで描くときは、レイヤーを分けるクセをつけると後から直しやすいです。
たとえば、文字とイラストを同じレイヤーに描いてしまうと、あとから文字だけ動かすのが難しくなります。
最初は、
・下書き
・線
・色
・文字
くらいに分けておくと安心です。
完成したら書き出して使ってみる
描いた作品は、Procreateの中に置いたままにするだけでなく、画像として書き出して使ってみると楽しいです。
SNSに投稿したり、プロフィール画像にしたり、Canvaに取り込んだりすると、Procreateで作ったものが実際に役立つ感じが出ます。
作った画像を使うところまで試してみると、次に何を作りたいかも見えてきます。
Procreateは「絵が上手い人だけ」のアプリではない
Procreateというと、本格的なイラストを描く人向けのアプリというイメージがあるかもしれません。
もちろん、上手な人が使えば本格的な作品も作れます。
でも、初心者がちょっとした落書きや手描き文字を楽しむのにも使えます。
たとえば、
・手帳風のメモを書く
・写真に手描き文字を入れる
・SNS用のワンポイント素材を作る
・部屋の配置をざっくり描く
・説明用の簡単な図を描く
といった使い方でも十分楽しめます。
「絵が上手くないから使えない」と思わなくても大丈夫です。
iPadで手を動かしながら、少しずつ描くことに慣れていくのがおすすめです。
まとめ|ProcreateはiPadで描く楽しさを広げてくれるアプリ
Procreateは、iPadでイラストや手描き画像を作れる人気のお絵描きアプリです。
本格的なイラストを描く人だけでなく、初心者が手描き文字やちょっとした画像素材を作るのにも使えます。
最初からすべての機能を覚える必要はありません。
まずは、
・キャンバスを作る
・ブラシを選ぶ
・色を選ぶ
・レイヤーを分ける
・取り消しややり直しを使う
・完成したら画像として書き出す
くらいを覚えれば、Procreateを楽しみやすくなります。
テンプレートで画像を作りたいならCanva、自分で描いて作りたいならProcreate、と考えると選びやすいです。
iPadとApple Pencilを使って、手描きのメモ、イラスト、SNS素材、オリジナル画像作りを楽しんでみてください。

